ピコタン22は、シリーズの中で普段使いしやすい中間サイズです。18や26と同じ、乗馬を思わせるバケット型と、革ひもにロックを通す開閉を残しながら、22 × 21 × 17 cmの本体には必需品だけでなく、日常の荷物を無理なく入れられます。
所有者の意見はおおむね一致しています。22を買った人は収納に余裕があることを評価し、ピコタン18では長財布、ノート、小さな水筒を入れると窮屈になるという声がよく見られます。22ならその不便の多くが解消され、26ほど大きく柔らかな荷物用バッグにはなりません。
基本仕様
- ピコタン22(MM)
- 22 cm (8.7 in)
- ピコタン22(MM)
- 21 cm (8.3 in)
- ピコタン22(MM)
- 17 cm (6.7 in)
- ピコタン22(MM)
- 約13〜15 cm (5.25〜5.75 in)
- ピコタン22(MM)
- 革ひも+パラジウム仕上げの南京錠
- ピコタン22(MM)
- 裏地なしのクレマンス、一室構造
- ピコタン22(MM)
- 保護用の金属製底鋲4個
- ピコタン22(MM)
- 手持ちまたは腕に掛けて持つ
- ピコタン22(MM)
- トリヨン・クレマンス+パラジウム金具
名前の「22」は、底の長さ22cmを指します。エルメスではこのサイズをMM(moyen modèle)と呼びます。ピコタン18より幅が約4cm、高さが2cm、奥行きが4cm大きく、見た目が少し大きくなるだけでなく、使える容量がはっきり増えます。
ピコタン22には何が入る?
22を選ぶ理由が最もよく表れるのが収納力です。PurseForumやRedditの所有者投稿と各種の収納例では、18には無理なく入らない次のような日常の荷物が挙げられています。
無理なく入る物
- ✓スマホ全般 — iPhone Pro Maxを含む
- ✓長財布 — 横幅は使うが収まる
- ✓小型財布 — カルヴィ、バスティア、カードケース
- ✓鍵、AirPods、充電器
- ✓化粧ポーチ
- ✓サングラス — 柔らかい袋または硬いケース
- ✓Kindle、スカーフ、小物
詰め方を工夫すれば入る物
- ▲小さな水筒 — 16 ozも入るが、上部から出やすい
- ▲A5ノート — 底に寝かせず縦に入れる
- ▲iPad mini/小型タブレット — 入る例はあるが、周囲の詰め方に制限が出る
- ▲硬いサングラスケース — ほかの荷物が少なければ入る
- ▲折りたたみ傘
収まりにくい物
- ✗ノートPC — 所有者も入らないと明言
- ✗標準サイズのiPad/iPad Air — 入らないか、扱いにくい
- ✗上から見せたくない背の高いボトル — ボトルの上で開口部が開く
- ✗仕事の書類やファイルの束
2026年の価格
2026年5月に確認した、トリヨン・クレマンスとパラジウム金具を組み合わせた標準的なピコタン・ロック22の定価は次のとおりです。
- 定価
- $4,275
- 備考
- 米国の掲載価格
- 定価
- £2,890
- 備考
- クレマンス+パラジウム金具
- 定価
- CA$5,200
- 備考
- クレマンス+パラジウム金具
- 定価
- DKK 24,400
- 備考
- 欧州地域で確認した価格
英国では18(£2,700)と22(£2,890)の差がわずか£190なので、予算より普段の荷物で選ぶべき差です。26は£3,530まで上がります。シリーズで価格差が大きいのは18と22の間ではなく、22と26の間です。
直近の値上げを見ると、2026年1月の二次分析ではピコタン22が約6.2%上昇し、別のまとめでは2025年2月のピコタンPM・MMの改定幅を約8〜9%としています。いずれも価格の動きを見るための参考値で、エルメスが公表した改定記録ではありません。
ピコタン18と22、どちらを選ぶ?
ピコタンを選ぶ人の多くが迷う組み合わせです。22は日常で感じる容量不足を減らせます。18が向くのは、持ち物が本当に少ない場合か、小さな形を強く好む場合です。
- ピコタン18(PM)
- 18 × 19 × 13 cm
- ピコタン22(MM)
- 22 × 21 × 17 cm
- ピコタン18(PM)
- 手持ち・腕に掛ける
- ピコタン22(MM)
- 手持ち・腕に掛ける
- ピコタン18(PM)
- $3,975
- ピコタン22(MM)
- $4,275
- ピコタン18(PM)
- £2,700
- ピコタン22(MM)
- £2,890
- ピコタン18(PM)
- 窮屈で、上に出ることが多い
- ピコタン22(MM)
- 無理なく入る
- ピコタン18(PM)
- 入らない — 高すぎる
- ピコタン22(MM)
- 入るが、上に出ることがある
- ピコタン18(PM)
- 入らない
- ピコタン22(MM)
- 入る
- ピコタン18(PM)
- 入らない
- ピコタン22(MM)
- 入る(ノートは縦置き)
18が向く人
- • 持ち物が必需品だけ
- • 小さくまとまった形を好む
- • 手に持ったときの軽さを優先する
- • 収納力より小さなバッグらしい見た目を重視する
22が向く人
- • 長財布、ポーチ、Kindleを持ち歩く
- • ときどき小さな水筒も入れたい
- • 普段使いできる容量が必要
- • 日常の持ち物を減らしたくない
英国価格差は£190、米国価格差は$300です。普段の荷物に合わないサイズを選ぶほどの差ではありません。スマホ、小型財布、鍵より多く持つ日が多く、サイズを決めきれないなら22のほうが無理なく使えます。
ピコタン22と26の比較
26は一段階大きいだけではなく、容量が大幅に増えます。所有者が肩掛けする例が増える最初のサイズで、柔らかなトートに近い使い方もできます。
- ピコタン22(MM)
- 22 × 21 × 17 cm
- ピコタン26(GM)
- 26 × 26 × 22 cm
- ピコタン22(MM)
- 手持ち・腕に掛ける
- ピコタン26(GM)
- 公式には手持ち、実際には肩掛けする人も多い
- ピコタン22(MM)
- 日常用バッグ
- ピコタン26(GM)
- 柔らかな仕事用・旅行用・荷物用バッグ
- ピコタン22(MM)
- £2,890
- ピコタン26(GM)
- £3,530
- ピコタン22(MM)
- 目立つ
- ピコタン26(GM)
- 柔らかな革の面積が増え、さらに大きくたわむ
日常用として形がまとまりやすいピコタンが欲しいなら22です。肩掛けできる可能性、大きな容量、仕事や空港で荷物を運べることを優先する場合に限って26を選びます。
ピコタン22とガーデンパーティ、エヴリン、リンディの比較
ピコタン22とガーデンパーティ30
- ピコタン22
- 22 × 21 × 17 cm
- ガーデンパーティ30
- 30 × 21 × 13 cm
- ピコタン22
- 手持ち・腕に掛ける
- ガーデンパーティ30
- 手持ち・肩掛け
- ピコタン22
- 革ひも+ロック、開口型
- ガーデンパーティ30
- クルー・ド・セルのスナップ
- ピコタン22
- 裏地なし、ポケットなし
- ガーデンパーティ30
- キャンバスの裏地、ファスナー付き内ポケット
- ピコタン22
- £2,890
- ガーデンパーティ30
- 総革で£3,230
ピコタンは革が柔らかく、上からすぐ物を出せる独特のバケット型です。肩掛け、内ポケット、中身がまとまりやすい内装が必要なら、ガーデンパーティ30のほうが普段使いに向きます。
ピコタン22とエヴリン
- ピコタン22
- 22 × 21 × 17 cm
- エヴリン29
- 28 × 28 × 9.5 cm
- エヴリン23
- 23 × 24 × 6 cm
- エヴリン16
- 16 × 18 × 5.5 cm
- ピコタン22
- 手持ち・腕に掛ける
- エヴリン29
- 肩掛け・斜め掛け
- エヴリン23
- 肩掛け・斜め掛け
- エヴリン16
- 肩掛け・斜め掛け
- ピコタン22
- 革ひも+ロック
- エヴリン29
- タブ+背面ポケット
- エヴリン23
- タブ
- エヴリン16
- タブ
- ピコタン22
- £2,890
- エヴリン29
- £2,990
- エヴリン23
- £2,890
- エヴリン16
- £1,720
両手を空けたいならエヴリンのほうが実用的です。ピコタン22が向くのは、バケット型と柔らかな手持ちの形を特に気に入った場合です。エヴリンでは、23が日常用として最も近い候補、29は荷物が多い人向け、16は持ち物を絞る人向けです。
ピコタン22とリンディ26、ミニ・リンディ
- ピコタン22
- 22 × 21 × 17 cm
- リンディ26
- 26 × 18 × 14 cm
- ミニ・リンディ
- 19 × 12.5 × 9 cm
- ピコタン22
- 革ひも+ロック、開口型
- リンディ26
- ジップ
- ミニ・リンディ
- ジップ
- ピコタン22
- 手持ち・腕に掛ける
- リンディ26
- 手持ち・肩掛け
- ミニ・リンディ
- 肩掛け・斜め掛け
- ピコタン22
- なし
- リンディ26
- ストラップ+ハンドル、内ポケットなし
- ミニ・リンディ
- 内側2つ+外側2つ
- ピコタン22
- £2,890
- リンディ26
- £7,300
- ミニ・リンディ
- £6,120
確実に閉じられ、ストラップが付き、持ち方を変えられるバッグが必要ならリンディです。斜め掛けまで欲しいならミニ・リンディ、荷物が多いならリンディ26になります。ただし価格は大幅に上がります。ジップがなくてもよく、柔らかな日常用バッグを低い価格で選びたいならピコタン22です。
中古相場
2026年5月の出品価格を見ると、人気のニュートラルカラーで製造年が新しい22は、現在の米国定価を上回る価格で出ることが多く、年式の古い標準的な22は定価前後か、やや低い価格で出ています。
- 出品価格
- $4,370
- 読み取れる傾向
- 新しい年式のニュートラルカラーは現在の定価前後かそれ以上
- 出品価格
- $4,000
- 読み取れる傾向
- 古い標準仕様でも定価に近い出品価格
- 出品価格
- $3,200
- 読み取れる傾向
- 年式が古くニュートラルカラーでない22は低くなることがある
- 出品価格
- $4,800
- 読み取れる傾向
- 特別なバイカラー仕様は高くなりやすい
- 出品価格
- $5,500
- 読み取れる傾向
- 新しい標準仕様は定価を大きく上回る
- 出品価格
- $5,950〜$6,250
- 読み取れる傾向
- 新品に近く見えるニュートラルカラーは最も高い出品価格になりやすい
出品価格と成約価格は同じではありません。ここから読み取れるのは個別の金額より傾向です。製造年が新しく、状態がよく、人気のニュートラルカラーで、付属品がそろった個体ほど価格が上がります。実際に買うときは、1件の出品価格だけでなく、直近の出品と入荷状況を比べてください。
持ち心地と使い勝手
所有者は22を軽くて扱いやすく、買い物の日につい手に取るバッグと表現しています。弱点は18と同じで、標準仕様では肩掛けバッグではないことです。
ハンドルと持ち方
- ハンドルドロップ: 中古出品の計測で約5.25〜5.75インチ。手持ちか腕に掛けてに向きます
- 2本の短いハンドル: 丸みを付けた丈夫な革製です
- 肩掛け: 本来の使い方ではありませんが、小柄な人が短時間だけ掛けられることはあります
- ストラップの選択肢: 標準では付かず、後付けストラップを加える所有者が多くいます
防犯性と出し入れ
革ひもを引くと開口部が内側に寄り、南京錠もすぐには開けにくくしますが、バッグ自体は開口型です。広く安定した底で普段は中身が動きにくいものの、上からは見えます。混雑した交通機関や慣れない旅行先では体に寄せて持つか、閉じられるバッグを選びます。
手入れと保管
革の手入れ
- クレマンス: 柔らかい乾いた布で拭き、水、熱、香水、インクを避けます。使うほどしなやかになり、たわみも出やすくなります
- 保管: 使わないときは無酸性の薄紙を軽く詰め、保存袋に入れて立てて保管します
- ハンドルのツイリー: 必須ではありませんが、明るい色では手の油分から革を守るのに役立ちます
- 雨: クレマンスは濡れると跡が残ることがあります。雨の予報なら折りたためるレインカバーを用意します
内側の手入れ
ピコタンには裏地がなく、内側には革のスエード面がそのまま出ています。液体は染み込み、ペンの跡も落としにくいため、漏れる可能性がある物はポーチに入れてください。エルメスの手入れ案内でも詰めすぎを避けるよう勧めています。22を荷物用バッグのように使うと形がゆがみます。
金具
南京錠と底鋲には、普通に使っていても細かな傷が付きます。底鋲は、バッグを置いたときに底面を守るための物です。金具の緩みや角の摩耗は、後にエルメスの修理サービスへ相談できます。
ピコタン22を買うべき?
買い物、ランチ、週末の外出、気軽な日帰り旅行、旅行先での散策など、ノートPCを持たない日の普段用バッグが欲しいならピコタン22が合います。ピコタンが小さな手持ちバッグから、日常に使える容量へ変わるのが22です。
通勤用バッグ、防犯性の高い開閉、標準仕様のショルダーストラップ、休日からノートPCを持つ出勤日まで1つでこなすバッグが必要なら見送ります。ピコタン22はその用途に作られておらず、無理に使うと購入を後悔しやすくなります。